光学資料
Technical Optical Dataエリアセンサー CCD & CMOS イメージャーサイズ(単位:mm)
下記は代表的なサイズです。同じインチでもサイズが違うものもあるのでご注意ください。
CCTVレンズの撮像範囲及び焦点距離の求め方
例題
10mの距離にある物体を1/2″カメラにて焦点距離(f)25mmレンズを使用して撮像した場合、その物体の高さ(Y)はいくつになるか?
例題
10mの距離にある高さ3mの物体を1/2″カメラにて撮像する場合、そのレンズの焦点距離(f)はいくつになるか?
モニター倍率及び総合倍率の求め方
- モニター倍率
- モニターインチ数 × 25.4(1インチ) ÷ カメラ対角イメージサイズ
- 総合倍率
- モニター倍率 × 光学倍率
例題
10mの距離にある高さ3mの物体を1/2″カメラにて撮像する場合、そのレンズの焦点距離(f)はいくつになるか?
フロントコンバータレンズとリアコンバータレンズ
このレンズは単体では使用できず、主レンズと組み合わせて使用するレンズです。 フロントコンバータレンズは主レンズの前側に取り付けて使用し、リアコンバータレンズは主レンズの後側のCマウントに取り付けて使用します。その時、光学的性質が以下のように変化します。
- M
- 主レンズ倍率
- NA
- 主レンズ前側開口数
- NA’
- 主レンズ後側開口数
- MI
- フロントコンバータレンズ倍率
- M2
- リアコンバータレンズ倍率
- MT
- トータル倍率
- NAT
- 前側トータル開口数
- NA’T
- 後側トータル開口数
ラインセンサー イメージサイズ(単位:mm)
結像関係式
- f
- 焦点距離
- FF
- 前側焦点
- FF’
- 後側焦点
- H
- 前側主点
- H’
- 後側主点
- P
- 物点
- P’
- 像点
- S
- 前側主点より物点までの距離
- S’
- 後側主点より像点までの距離
- X
- 前側焦点より物点までの距離
- X’
- 後側主点より像点までの距離
- M
- 倍率
- R
- 分解能
- d
- 被写界深度
- R’
- 撮像素子の分解能(2画素分)
- λ
- 波長
- NA
- 物体側開口数
- NA’
- 像側開口数
- Mが負の場合は倒立実像となり、正の場合は正立虚像となる。
- 一般的なレンズはMが負であり、フロントコンバータレンズ、リアコンバータレンズは正である。
- Mが正のレンズは単体では使用できず、Mが負のレンズと組にして使用する。
- CCTVレンズを倍率Mとして使用する場合のレンズの繰出し量はX’となる。
ディストーション(歪曲収差)
- f
- 焦点距離
- FF
- 前側焦点
- FF’
- 後側焦点
Dの値が正の場合は糸巻型、負の場合は樽型ディストーションとなる。
TVディストーション(DTV)は光学的ディストーション(D)の1/3以下となることが多い。